神楽坂の「愚直に」を訪問。6回目ですが、新店舗に移ってからは初めてです。
前回の訪問時に、花山椒をいただける時期に合わせて予約しました。筍や山菜も揃う春のおまかせを楽しみに伺いました。
お店について
「愚直に」は、2020年に開業した石かわグループの日本料理店です。現在は神楽坂駅に近い「NEO神楽坂」の3階にあります。
新しい店内は、木の質感を生かした落ち着いた空間です。カウンターは8席。2〜4名で利用できる個室もあります。
この日も静かに食事を楽しめました。接客も手際がよく、料理に集中できるお店です。

店主について
店主は大塚将人さん。1988年生まれ、長野県出身です。
料亭や海外事業で経験を積んだ後、石かわグループに入りました。2020年の開業時から「愚直に」の店主を務めています。
故郷の記憶を大切にしながら、食材と向き合うことを料理の方針に掲げています。この日も信州そばが登場しました。季節の山菜とともにいただくと、大塚さんの出身地にも自然と話がつながります。

この日のおまかせ
ほっき貝、蒸し鮑、そら豆
ほっき貝と蒸し鮑に、そら豆とジュレを合わせた一皿から始まりました。貝の旨味をジュレと一緒に味わいます。そら豆の緑も鮮やかで、春らしい始まりです。

やりいか、百合根
やりいかと百合根は揚げ物で登場しました。薄い衣をまとわせ、塩と山葵が添えられています。

くえとわかめのお椀
澄んだ出汁に、くえの旨味が感じられます。味はしっかりしていますが、濃すぎません。「愚直に」に来ると、お椀のおいしさに毎回感心します。

白甘鯛と馬糞うに
皮目を炙った白甘鯛に、馬糞うにを添えています。
甘鯛の繊細な身に、うにの濃厚な味わいがよく合います。この日の魚料理でも、印象に残った一皿でした。

筍
福岡産の筍は、表面に焼き目をつけたシンプルな仕立てです。
厚めに切った筍を、塩などを添えていただきます。断面の美しさにも目が留まります。

さくらますと皮煎餅
焼いたさくらますの上に、薄い皮煎餅がのっています。
身と皮を別々に仕上げることで、食感の違いを楽しめます。パリッとした皮がよいアクセントでした。

山菜そば
信州そばに山菜を合わせた一品です。
喉越しのよいそばと、山菜のほろ苦さ。魚料理が続いた後に、さっぱりといただけます。

熊本あか牛、うるい、花山椒
この日、楽しみにしていた料理です。
熊本あか牛の上には、たっぷりの花山椒。赤身の旨味に花山椒の香りが重なります。うるいも添えられ、後味は軽やかでした。
この一皿を食べるために時期を合わせてよかったと思います。


筍と山菜のご飯
締めは筍と山菜の炊き込みご飯です。味噌汁と香の物が添えられています。
ご飯の炊き加減もちょうどよく、筍の香りを楽しめました。焼き物とは違う形で、もう一度筍を味わいます。

抹茶アイス、はっさく、いちご
抹茶アイスに小豆、はっさく、いちごを添えた甘味です。果物の酸味もあり、食後にすっきりといただけました。

Yummies View
今回の目当てだった花山椒を、あか牛とたっぷり楽しめました。筍や山菜も揃い、春に訪れる楽しさを感じる内容でした。
花山椒の一皿だけでなく、くえのお椀や、白甘鯛とうにの組み合わせも印象に残っています。途中にそばが入り、最後は季節のご飯。最後までおいしくいただける流れでした。
新しい店舗でも、落ち着いて料理を楽しめるところは変わりません。また食べたい食材の季節に合わせて伺いたいと思います。






