知人が貸し切ってくれた大門の「馳走 とりの巣」へ。
カウンター8席だけの小さな日本料理店です。今回は貸切だったので、料理人との会話も楽しみながらゆっくりいただきました。
季節の食材を使った日本料理が中心ですが、組み合わせは比較的自由です。
この日、特に良かったのはトリュフ素麺、穴熊、秋刀魚の土鍋ご飯。
食材や組み合わせの面白さだけではなく、きちんと味が良かったのが印象に残りました。
料理をしっかり食べ、日本酒もいただいて一人2万円ほど。内容を考えると価格にも納得感があります。
お店について
大門駅から徒歩数分。浜松町駅からも歩けます。
店は芝大門のMHKビル2階にあります。

店内はカウンター8席のみ。貸切にも対応しています。今回は知人が貸し切ってくれた会に参加しました。
高級日本料理ではありますが、店内はかしこまりすぎない雰囲気です。
カウンター越しに料理が出来上がっていくところを見られます。大きな土鍋を開け、魚をほぐし、ご飯を混ぜていくところまで目の前で楽しめるのも、この店の良さだと思います。
店主について
店主は鳥田諒さん。
「馳走 とりの巣」は、もともと白金でスタートし、その後、現在の芝大門へ移転しています。
鳥田さんの料理は、日本料理を軸にしながら、少し自由です。
今回いただいたトリュフ素麺が分かりやすい例でした。素麺にトリュフと卵黄を合わせる。組み合わせだけを見るとかなり大胆ですが、食べてみると味のまとまりが良い。
穴熊のような食材も、珍しさを前に出すのではなく、料理として美味しく仕上げています。
鯖の棒寿司は以前から店を代表する料理の一つとして紹介されており、コースはしっかりとしたボリュームがあるのも特徴です。
カウンター越しの接客も気さくです。今回のような貸切では、料理をいただくだけではなく、鳥田さんとの会話も含めて店を楽しめました。
この日の料理
冷たい茶碗蒸し
暑さの残る時期らしいスタートです。冷たい出汁で、コースの最初として食べやすい一品でした。

トリュフ素麺
冷たい素麺に卵とトリュフを合わせます。
素麺にトリュフという組み合わせはかなり自由ですが、香りを強く出すだけではありません。卵のコクとトリュフの香り、冷たい素麺がうまくまとまっていました。
発想よりも、まず味が良かった一皿です。

蛤と松茸の土瓶蒸し
蓋を開けると松茸がたっぷり。
蛤の旨味が出た出汁に松茸の香りが重なります。秋の入口らしい組み合わせで、素直に美味しくいただきました。


鯖の棒寿司
このお店のシグニチャーの鯖の棒寿司。厚みのある鯖を大葉と合わせ、海苔で包んでいただきます。鯖の脂をしっかり感じますが、大葉と海苔が入ることで後味は重くありません。

琵琶ます

えび

アナグマ
揚げ物の後に出てきたのが穴熊。今回、かなり印象に残りました。脂のある肉ですが、クセや野性味を強調した料理ではありません。脂の甘味を残しながら食べやすく仕上げています。

土鍋ご飯
この日は二種類用意されていました。
一つは秋刀魚の土鍋ご飯です。焼いた秋刀魚を土鍋に入れ、身をほぐしてご飯と混ぜていきます。秋刀魚の脂と焼いた香りがご飯に入り、ねぎの香りが加わります。


そして、もう一つが牛すじ、ごぼう、生姜の土鍋ご飯。

こちらはおにぎりにして持たせてもらいました。


甘味
最後は複数の甘味を盛り合わせたデザート。

コース全体を通して品数も多く、かなりしっかり食べました。
日本酒もおすすめをいただきました。




トリュフ素麺、穴熊、秋刀魚の土鍋ご飯。
今回特に印象に残ったのは、この3皿でした。
どれも少し個性のある料理ですが、珍しい食材や組み合わせに頼っているわけではありません。
きちんと味が良い。そこを一番評価したいと思います。
松茸など季節の食材も入り、締めには二種類の土鍋ご飯。日本酒もいただいて一人2万円ほどでした。
カウンター8席を貸し切りで楽しめたこともあり、満足度の高い食事になりました