2024年10月11日、神楽坂の「愚直に」を訪れました。今回で3回目です。
2月以来の訪問。白木のカウンターに座り、この日もおまかせをいただきました。栗や松茸、子持ち鮎が並ぶ、秋らしい献立です。
お店について
「愚直に」は、2020年に開業した石かわグループの日本料理店です。「神楽坂 石かわ」や「虎白」と同じグループに属しています。
訪問当時は、神楽坂通り沿いのビルの4階にありました。白木のカウンターから調理場が近く、料理が仕上がる様子を眺めながら食事ができます。右端の席では、ガラス越しに火入れの仕事も見られました。
季節を変えて訪れると、同じお椀や土鍋ご飯でも、使う食材が変わります。今回で3回目。献立を通して季節の違いを楽しめるのも、通う楽しみの一つです。

店主について
店主は大塚将人氏。1988年生まれ、長野県出身です。赤坂菊乃井や海外事業などで経験を積んだ後、石かわグループに入りました。2020年の開業時から「愚直に」の店主を務めています。
この日も、炊き上がった土鍋ご飯を笑顔で見せてくださいました。カウンター越しに料理を説明し、目の前で仕上げていく。料理だけでなく、大塚さんとの距離の近さも、この店で食事をする楽しみです。

この日のおまかせ
いくらと栗の飯蒸し
もち米の上に、いくらと栗をのせた一品から始まりました。いくらの塩気に、栗のほのかな甘みが合います。

子持ち鮎の餡掛け
子持ち鮎に葱の入った餡をかけ、木の芽を添えて。魚を一尾そのまま出す塩焼きとは、また違う仕立てです。

松茸と真丈のお椀
真丈を囲むように、薄く切った松茸がたっぷり入っています。澄んだ出汁に柚子を添えたお椀でした。

戻り鰹とクエのお造り
お造りは戻り鰹とクエ。菊の花と山葵を添え、醤油とおろしポン酢が用意されました。


伊勢海老
殻に盛られた伊勢海老に、茗荷などの薬味を重ねた一皿。焼き色のついた身が顔をのぞかせます。

ぶどうの白和え
緑と紫のぶどうを使った白和え。魚料理の間に、秋の果物を取り入れています。

赤牛と松茸のすき焼き
赤牛に、大きく切った松茸を合わせて。別皿の卵につけても、そのままでもいただけます。
松茸の香りと牛肉の旨みを一緒に味わえる、この日の印象に残った料理です。

釜揚げしらすの蕎麦
蕎麦に釜揚げしらすをのせ、花穂紫蘇を散

かぶと胡桃味噌
炊いたかぶに胡桃味噌をのせた温物。魚や肉の料理が続いた後に、野菜を主役にした一皿が入ります。

銀杏と鱧の土鍋ご飯
締めは銀杏と鱧のご飯。炊き上がった土鍋を、カウンター越しに見せてくださいました。

いちじくと紅茶のアイス
最後はいちじくと紅茶のアイス。甘味にも秋の果物が使われていました。

料理のビール

Yummies View
飯蒸しの栗、お椀とすき焼きの松茸、締めの銀杏。コースを通して秋の食材が登場しました。
特に、いくらと栗の飯蒸し、赤牛と松茸のすき焼きが印象に残っています。食材を組み合わせながら、それぞれの味が分かる料理でした。
同じ店に季節を変えて通うと、献立の違いも楽しみになります。2月の白子や百合根から、今回は栗や松茸へ。こうして食事で季節を感じられるのは、日本料理の好きなところです。






