神楽坂の「虎白」を再訪しました。前回の食事の際に次の予約を入れ、冬の食材を楽しみに伺いました。

この日は白子や松葉蟹、クエに加え、白トリュフやゴルゴンゾーラを使った料理も。組み合わせに驚きながらも、食べると素直においしい。今回も、虎白に来る楽しさを感じる食事でした。

お店について

虎白は、神楽坂の路地奥にある日本料理店です。石畳の道を進むと、植栽に囲まれた控えめな門構えが見えてきます。

店内はすっきりとした設え。カウンター越しに見える陶器や調度品にも目が向きます。落ち着いて食事を楽しめる空間です。

料理の特徴は、日本料理にトリュフやキャビアなども取り入れる自由な発想。その土台にある出汁は、食材の味を引き立てることを大切にしているそうです。

虎白 お店について

店主について

店主の小泉瑚佑慈さんは、1979年、神奈川県生まれ。「神楽坂 石かわ」を経て、2008年に「虎白」を開店しました。日本料理の伝統を大切にしながら、新しい味を追求しています。

虎白 店主について

この日のおまかせ

白トリュフと白米

始まりは、白米に白トリュフを合わせた一品。削りたての香りが広がります。白米と一緒に味わうことで、トリュフの香りがよく分かります。最初から印象に残りました。

虎白 白トリュフと白米

白子と台湾マーガオ

外はカリッと、中はとろりとした白子。濃厚な味に、マーガオの香りが加わります。表面と中の食感の違いもよく、白子のおいしさを楽しめる一皿でした。

虎白 白子と台湾マーガオ

松葉蟹しんじょう

澄んだ出汁ですが、旨みはしっかり。蟹の味もきちんと残っていて、出汁としんじょうの両方を味わえます。香りのある料理が続いた後に、こうしたお椀が出てくるのも嬉しいです。

虎白 松葉蟹しんじょう

白甘鯛とキャビア

白甘鯛に、キャビアの塩気と旨みを合わせた一皿。小泉さんに勧められた、キャビアとわさびの組み合わせが特に気に入りました。この食べ方は癖になります。

虎白 白甘鯛とキャビア

きんきの西京焼きと銀杏もち

脂の乗ったきんきに、西京味噌の甘みと焼いた香ばしさ。添えられた銀杏もちとの食感の違いも楽しく、お酒が進みます。

虎白 きんきの西京焼きと銀杏もち

ヒレ肉、ゴルゴンゾーラ、椎茸

柔らかいヒレ肉に、ゴルゴンゾーラの香りと椎茸の旨みを合わせています。チーズの個性を感じながらも、肉の味を楽しめる仕上がり。こうした組み合わせに虎白らしさを感じます。

虎白 きんきの西京焼きと銀杏もち
虎白 きんきの西京焼きと銀杏もち

クエと蕪

この日、特に印象に残った料理のひとつ。クエはふっくらとした火入れで、蕪の甘さもよく合います。クエそのもののおいしさが伝わる一品でした。

虎白 きんきの西京焼きと銀杏もち

虎白麺

楽しみにしている虎白麺。香りがよく、軽やかにいただけます。コースの終盤でも、すっと食べられました。

虎白 きんきの西京焼きと銀杏もち

九頭竜まいたけの土鍋ご飯

蓋を開けたときの香りが印象的でした。噛むほどにまいたけの旨みが広がります。締めのご飯まで楽しませてくれます。

虎白 きんきの西京焼きと銀杏もち

栗のもち、ぶどうシャーベット

栗のもちの甘さと、ぶどうシャーベットのさっぱりとした後味。最後までおいしくいただきました。

虎白 きんきの西京焼きと銀杏もち
虎白 きんきの西京焼きと銀杏もち

Yummies View

白子に台湾の香辛料マーガオを合わせるなど、日本の冬の食材を思いがけない組み合わせでいただくコースでした。食べ慣れた食材でも、香りが変わると印象も変わります。

松葉蟹しんじょうの出汁や、クエと蕪のおいしさは素直に響きました。一方で、複雑な組み合わせは、私にはまだ十分に分からないところも。かなり上級者向けのコースだと感じます。

小泉さんに勧められたキャビアとわさびは、すっかり気に入りました。こうした発見があるのも、虎白を訪れる楽しみです。料理をもっと楽しめるようになるには、私もまだまだ。また季節を変えて伺いたいと思います。

Yummies Rating
4.5 / 5

この店の訪問記

  1. 6回目の訪問4.5 / 5
    神楽坂|虎白|白トリュフ、松葉蟹、香茸。冬の食材で見せる小泉瑚佑慈さんの料理
  2. 5回目の訪問4.5 / 5この記事
    神楽坂|虎白|冬の食材と新たな食材の組み合わせを楽しむ
  3. 4回目の訪問4.5 / 5
    神楽坂|虎白|新店舗で味わう、小泉瑚佑慈さんの進化する日本料理
  4. 3回目の訪問4.5 / 5
    神楽坂|虎白|和食の枠を広げる、小泉さんの料理
  5. 2回目の訪問5.0 / 5
    神楽坂|虎白|期待を超える、感動の連続
  6. 初回訪問5.0 / 5
    神楽坂|虎白|感動の連続