シカゴ滞在中にRiver Northにある「Ēma」を訪問。

店内は多くのお客さんで賑わっていました。カジュアルながら雰囲気がよく、友人や家族と料理をシェアしながら楽しむのに向いたレストランです。

お店について

シカゴのRiver Northにある地中海料理店「Ēma」。シカゴを拠点に多くのレストランを展開するLettuce Entertain You Restaurantsが、2016年6月にオープンしたお店です。

店名の「Ēma」はヘブライ語で「母」を意味します。姉妹店の「Aba」は「父」という意味。どちらも地中海料理をベースにしています。

天井を覆うグリーンと大きな籐の照明が印象的。白い壁と木材を組み合わせた、温かみのある空間です。

シェフについて

Chef PartnerはCJ Jacobson氏。オレンジカウンティ出身で、プロバレーボール選手として各地を回った後、料理の道に進んだ方です。地中海料理を土台にしつつ、カリフォルニアらしい軽さや季節感を重ねるのが持ち味とされています。

この日の料理

クラッシック・フムス Classic Hummus

ひよこ豆をなめらかにすりつぶしたペーストに、オリーブオイルと中東のミックススパイスを合わせた一品。
添えられた色とりどりの生野菜や、温かいパンにつけていただきます。ひよこ豆のコクとオリーブオイルの風味を楽しめる、シンプルな前菜です。

フムスに添えたピタは、香ばしく焼かれていて、食感は軽め。こういう脇役がきちんとしていると、店全体の使いやすさがよくわかります。

サーモンのクルード Ora King Salmon Crudo

生のサーモンを薄く切り、桃、炒って膨らませたワイルドライス、カシューナッツのクリームを合わせた一皿。

脂ののったサーモンに桃の甘みを重ね、ワイルドライスで食感に変化をつけています。彩りも美しく、食材の組み合わせに工夫が感じられる前菜でした。

ギリシャ風サラダ Greek Village

ギリシャ風サラダは、きゅうり、トマト、パプリカ、カラマタオリーブ、フェタを合わせた定番的な一皿。強い意外性はありませんが、食卓に一つあると全体が締まります。肉料理やフムスの合間に食べるとちょうどよく、複数人でのシェア向きです。

ショートリブ Slagel Family Farms Beef Short Rib

じっくり煮込んだ牛のショートリブに、トウモロコシの粉を炊いたポレンタ、パルメザンチーズ、インゲン、ミニトマトを添えた一皿。
肉の濃厚な旨みに、トウモロコシの甘みとチーズのコクを合わせています。野菜も添えられ、彩りのよい盛り付けでした。

ケフタ Lamb & Beef Kefta

ラムと牛肉のひき肉にスパイスを加え、串に巻きつけて焼き上げた中東風の肉料理。
香ばしく焼いた肉に、レモンとヨーグルトを使った爽やかなソースを合わせます。付け合わせは、細長い米を使ったバスマティライス。肉の旨みとスパイスの風味を楽しめる一皿です。

ビールはDaura Damm Lager。

料理全体がスパイスやハーブを使いながらも重すぎないので、こうした軽めのラガーが合わせやすいと思いました。

フローズン・グリークヨーグルト Frozen Greek Yogurt

最後はフローズン・グリークヨーグルト。
ヨーグルトに緑色のソースと薄く焼いた生地を重ねたデザート。なめらかなヨーグルトと、パリッとした生地の食感の対比が楽しめる構成です。
ヨーグルトの酸味を生かした、食後にちょうどよい一品でした。

Yummies View

4.0 / 5

Ēmaは、地中海料理を気負わず楽しめる一軒でした。

料理は小皿中心で、何人かで行ってシェアする使い方が合います。フムスやサラダのような定番をきちんと押さえつつ、クルードや肉料理で少し変化もつけられる。構成がわかりやすいので、初めてでも使いやすい店です。

店内はかなり活気があります。静かな会食向きというより、友人同士や家族、出張中の食事など、少しカジュアルに楽しむ場面向き。シカゴでステーキ以外の選択肢を探したいときにも、十分候補に入ると思います。