赤坂見附の「atami」を訪れました。
昼は「atami」として、薪焼きハンバーガーのコースを提供しています。
夜は同じ場所で、日本料理の「時限堂」が営業します。どちらの店でも中心にあるのは薪火です。
ハンバーガーを単品ではなく、前菜からデザートまでのコースで楽しむ。目の前でパティが焼けていく時間も含め、ここでしか味わえないランチでした。
お店について
赤坂見附駅から歩いて数分。
入口には小さな「atami」のサインがあります。一般的なハンバーガー店とはかなり違う佇まいです。

店内は白木のカウンターが中心です。目の前には大きな薪火台があります。
パティとバンズが焼かれ、煙と香りが立っていく様子を間近で見ることができます。料理を待つ時間も退屈しません。
スタッフは若い方が中心でした。料理の説明は丁寧です。一斉スタートのコースを手際よく進める連携も印象に残りました。
カウンターのみなので、一人でも利用しやすい店です。

シェフについて
シェフについて
atamiを任されているのは、髙橋輝さんです。
髙橋さんは薪火の強さを見ながら、厚みのあるパティの位置や向きを細かく変えていきます。
表面を香ばしく焼きながら、中には肉汁を残す。バンズにも薪の香りを移し、パティと一体になるように仕上げます。
スープや前菜から始まり、ハンバーガーを主役にした一つのコースを組み立てています。
調理を目の前で見せる点も含め、若いシェフらしい発想を感じました。
この日の料理
この日は「薪焼きハンバーガー・スタンダード」を注文しました。
季節のバーガーとして、春菊の塩バーガーも用意されていました。
冷製スープ
コースは鮮やかな黄色の冷製スープから始まります。

なめらかな口当たりです。最初の一皿として量もちょうどよく、食欲を無理なく引き上げてくれます。
貝の前菜
続いて、貝殻に盛られた前菜。

貝の旨味に柑橘の香りが重なります。酸味が効いており、後味は軽やかです。
ポテト
サクサクに揚げたポテトや、チーズを使った料理が続きます。

マスカルポーネチーズ

薪焼きハンバーガー
カウンターに厚みのあるパティが並びます。
パティは薪火台に入り、時間をかけて焼き上げられます。バンズにも火が入り、表面に香ばしさが加わります。

ハンバーガーの主役は、粗挽きの牛肉を使ったパティです。
しっかりとした食感があります。噛むほどに肉汁と旨味が広がります。薪火の香りも残ります。
ソースは濃いめですが、肉の味を隠すほどではありません。香ばしいバンズとの相性も良好です。

目玉焼きの鮮やかな黄身も印象的でした。見た目のアクセントだけでなく、全体にコクを加えています。
ハンバーガーとしてまとまりながら、肉、卵、ソース、バンズを一つずつ楽しめる仕上がりです。
デザートと紅茶
締めはアイスと紅茶。

短い時間のコースですが、前菜からデザートまできれいに流れがつながっていました。

高級なハンバーガーを食べる店というより、薪火料理のコースの主役がハンバーガーという店です。
パティの焼き上がりだけではなく、薪火で焼かれていくところから楽しめます。目の前で進む調理と、スタッフの連携もこの店の魅力です。
次回は季節のバーガーも試してみたいと思います。
薪火台との距離が近いため、食後は衣服にも薪の香りが残ります。その後に予定がある日は、服装を選んだ方がよさそうです。